宮芸ってどんなとこ?2
教室には4つのモチーフ(1ヶ月半から2ヶ月でチェンジです)と石膏像モチーフ(1ヶ月でチェンジ)が1つあります。モチーフチェンジをすると席を決めてモチーフを描きます。
この写真には2つのモチーフと石膏像が写ってます。講座フリーコースの油彩の時間です。
9月の「絵のヒント」講座
宮の森芸術倶楽部の会員であれば、どのコースの会員も無料で受講することができます。
ヌードクロッキー会のお知らせ
料金は会員 1,400円 一般 2,200円となります。
井桁先生の作品がきのとやに
宮芸には5人の講師がいます。そのうちの1人、井桁先生の作品が札幌駅すぐ近くで観ることができます。講師の作品は、個展や宮芸の作品展以外ではなかなか観ることできないのです。この機会に是非お立ち寄り下さい。
JRさっぽろ駅大丸地下1階「きのとやカフェギャラリー」で展示されてます。
営業時間は10時から20時までです。11月中旬まで展示していますので、お買い物やお食事の後にでも、是非覗いてみてくださいね。
絵のヒント
宮芸では、毎月「絵のヒント」と題して、絵の歴史だったり、技法のこと、ものの見方のことなど、さまざまな視点から、制作上のヒントになることをレクチャー形式で行っています。
8月25日に行ったのは、なんと右脳を使って描くことのすすめでした。右脳を使って描くということを実際に文章にしたり、教育方法として確立したのは、アメリカの美術教育家(確かUCLAの教授だった。)であるベティ.・エドワードです。
もともと画家たちが、絵を描くときに無意識にマスターしていたことを理論化したといってもいいかもしれません。彼女の著書『脳の右側で描け』では「文字が書ければ誰でも写実的な絵は描ける。」といってます。さらに彼女はこんなことも言ってます。「絵を描くということは、実はそれほど難しいことではない。筆を動かすというより重要なことは『見る』ことだ。 つまり、理屈をこねまわしながら見ようとする「左脳」をひっこめ、物静かに柔らかな「右脳」で見ることができるようになれば、誰でも絵が描けるようになる」とも。何とも嬉しい本ですよね。もし興味のある方は、ぜひ読んでみてください。この本で絵を描くことと、脳の関係を知ることができますよ。
で、どうやって右脳を使うのかというと?主に次に述べる3つの作業で右脳へ切り替えることができます。
「まわりの空間のかたちを描く」
「素早く描く」
「ゆっくり感じながら描く」
みなさんもぜひ制作の中で試してみてください。
今月の石膏像
9月は「メディチ」です。デッサン講座時間帯3名まで制作可能です。
石膏像の「メディチ」はルネサンスの大巨匠ミケランジェロが造った「ジュリアーノ・デ・メディチ像」の首から上部分を石膏取りしたものです。
フィレンツェにあるメディチ家礼拝堂の「ジュリアーノ・デ・メディチの墓碑」の上に置かれた像(写真右上)です。ちなみに下に置かれた対の像は「昼」と「夜」です。大理石で造られています。1526~1533年 630×420cm
ジュリアーノ・デ・メディチ (Giuliano de’ Medici, 1453年 – 1478年4月26日)は、ルネサンス期イタリア・フィレンツェ共和国の政治家です。かの有名なフィレンツェの実質的な支配者として君臨したメディチ家の一員です。フィレンツェ・ルネサンスの黄金時代を築いたロレンツォ・デ・メディチの弟です。
ミケランジェロといえば、昔、絵を始めた頃、絵の先生に勧められて読んだアーヴィング・ストーン著「ミケランジェロの生涯 苦悩と歓喜 」が懐かしい。すごく感動したことを覚えています。今アマゾンで調べてみたら、絶版になっていて中古で9400円になってました。
ちなみに、同じ著者の「炎の人ゴッホ 」もその頃読みました。よかったですね。あのときの感動を忘れずに生きてゆきたいです。アーヴィング・ストーンの伝記はただの伝記というより、作者がゴッホやミケランジェロそのものになっているといってもいいくらいリアリティのある伝記です。