宮芸ブログ

絵のヒント

 月一で「絵のヒント」という講座を開講している。そこでは、一枚の絵をみなさんと一緒に見ながら、それについて感じたことなどを話し合ったり、美術の歴史についてレクチャーしたり、絵を描くときに起きる様々な疑問や質問に答えている。続きものではなく、毎回一回完結のスタイルで、その時々に感じたことや皆さんの要望に沿ったことをテーマに行なっている。
 先日行ったのは、「見ることについて」をテーマに、幼児のものの見方や、エジプト時代のものの見方、遠近法、さらにピカソの見方について。
 意外にピカソの、特にキュビスムの見方、捉え方に興味を示される方が多かった。ホントはこんな風に描いてみたいという方までいました。

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 ピカソは、とにかく最も有名な画家の一人であるが、一般的にはデフォルメされた人間像の画家として知られているようで、キュビスムという言葉は聞いたことはあるけれど、その見方のことなんかはあまり知られていなかったようで、ちょっと新鮮な話題だったようです。