先週からモチーフが新しくなり、油彩の講座では、すぐにモチーフを描き出さないで、自由なイメージによる下地作りをしてもらいました。特にテーマとかがあるわけでなく、自分なりに好きなイメージというか、描きながらイメージが生まれてくるのを見ながら描いていってもらいました。何人かの作品をご紹介していきますね。
絵の具遊びのような感覚でやるので、一見でたらめに見えたりするかもしれないけれど、やはりその人にしかできないものだったり、無意識からやってくるその人のイメージというのが出てくるんですよ。
こういうのを美術用語では「ドローイング」というのですが、頭で考えたイメージを描いたり、モチーフを観察して再現するというよりは「手で考えていく」ことを重視したメソッドです。これは自己の深層のイメージを探るには強力なので、多くの画家たちがこのドローイングをやっているんです。
まだまだ他の人のもご紹介しますね。
さあ、この下地(ドローイング)を生かしながら、モチーフがどのように描かれるのか、乞うご期待ですね。