9月よりモチーフが新しくなりましたので
2ヶ月に一度の講評会が行われました。
絵を描いていると「いつのまにかすごい時間が過ぎていた」というような話はよく聞かれることだ。
そんな体験をした時、なぜこんなに時間が経ったのだろうと不思議に感じるのだが、
実はこの時何が起きているのかというと、日常生活における時間感覚から抜け出し、
日常とは別の世界に行っているということなのだ。
こうした没入体験をするときに、生きているという実感を得ているのではないか。
そして、そうした体験ができるものこそ芸術と呼べるものなのだ。
もちろん、絵に限らず、人によってはダンスでもいいし、歌ったり、書いたりでもいい。
何か自分が没入できるメディアがあることはそれだけで幸せなんだと思う。
だから、ここにいる皆さんは絵というメディアを持っているからとてもラッキーなんだと思う。
絵を通して世界へ没入できるのだから。
そして、この没入体験の時に人は新しい思考や直感までも得ている。
絵を描いていて、あっという間に時間が 経っていたと感じられるのは、
自分が描く対象と溶け合っていた時間を証明してもいる。
絵を描くことは描く対象と一体化することだと昔から言われるのはこういう理由からで、
絵を描く人は知らず知らずに対象に没入し、そして一体化し、対象の持つ何かを感得しているのだ。
講師の講評はさらに続きます。
どう表現するかで感動が生まれ、ワクワクをみつけられる。
心が弾むような絵を描けるって楽しそうですね。
今日は9名の方が参加してくださいました。
今回もメモを取り皆さん熱心に聞いていらっしゃいます。
今回参加できず講評をご希望の方はお申し出ください。
次回の土曜講評会は11月を予定しています、