2022年9月29日から始まったアカデメイア火、水曜日のワークショップ。
今日2023年2月14日で終了しました。
講評会も行われました。
テーマは小説や物語の一部を読み、その情景や印象を絵に表すというものでした。
講師が選んだ10作品も中から各々選択し、約4ヶ月半で制作しました。
私も小説の一部だけを読みました。
果たしてどんな風に作品となるのか興味津々でした。
今回のブログは私の思ったこと感じたことを中心に書いてみたいと思います。
こちらの作品は「ノルウェイの森」から。
窓の外を描いた情景が時間の流れとともに変わっていく様が感じられます。
「かがみの孤城」より。
孤城という寂しくちょっと怖い感じのする響き。
そんな城に少女は招かれました。
狼の後ろのお城は私の想像をはるかに超えた素敵なお城でした。
「サヨナライツカ」より。
ザ・オリエンタル バンコクのホテルのロビー。
男性の視線の先には、彼をひどく動揺させてしまうほどの人物がいた。
強張った顔と手に持った赤いワインが印象的でした。
「センセイの鞄」より。
居酒屋のカウンターで隣り合わせたふたり。
高校の先生とその教え子だった。
この絵の状況は再会したばかり。
ちょっと緊張感も感じられる。
それが「歳は三十と少し離れているが、同じ歳の友人よりもいっそのこと近く感じるのである。」と変化していく女性のその姿も観てみたいと思いました。
「阿蘭陀西鶴』より。
目の不自由なあおい。
亡くなった母から仕込まれた台所仕事。
時の移ろいも肌や耳で感じる。
そんな空気がそこはかとなく感じられました。
こちらの作品も「阿蘭陀西鶴」より。
「母から手を取るようにして、幼い頃から台所を仕込まれた。」
見上げる母の姿はあおいの目には映らずとも、そのぬくもりを感じていたに違いないと思える作品でした。
「三国志 一の巻」より。
絵に描かれているのは劉備、関羽、張飛でしょうか。
六百頭もの馬を信都まで運ぶという。
この先がどうなるのかワクワクしました。
私は三国志は漫画でしかで読んでいないので、小説も読んでみるかという気持ちになりました。読めるかな?!
これらのワークショップの作品は他の作品を制作しながら、作り上げました。
その情熱はすごいとしか言いようがありません。
これから春に向けて、そして次の作品展に向けて進みたいですね。